自然をまるごといただく、蒸し野菜のレシピ
蒸し器で野菜料理をするときは、最初はふたがぴったりしまらないくらい素材をめいっぱい入れても大丈夫です。火にかけると時間とともにふたが閉じていき、蒸気で蒸された野菜はどんどんカサが減ってうま味も甘みも凝縮。
色とりどりの野菜をそろえて蒸した温野菜サラダは、冷蔵庫に残ったはんぱな野菜を使いきってしまうのにもグッドなひと皿です。鍋に水を張って沸騰させ、蒸し器を置いて好みの野菜を入れます。たとえばキャベツの葉をまるごと何枚か蒸し器に敷き、サツマイモやカボチャなど黄緑色野菜の薄切り、タマネギのくし切りを載せてふたをし、蒸気があがる火加減で約15分蒸します。
セロリの短冊切り、プチトマトなど、火の通りやすい野菜を加え、さらに3、4分蒸してできあがり。熱々にエキストラバージンオリーブオイル、挽きたての黒コショウ、クリスタルソルトをかけるだけで立派で美味な野菜料理です。
できるだけ彩りよく素材をそろえると見栄えがいいので、不意のお客さまのときにもつかえるレシピですよ。ハムやソーセージをプラスしてもいいでしょう。
蒸し鍋にする場合は水ではなくコンソメスープで蒸し、野菜をいただいたあとはスープにトマトホールを入れて煮立て、カッペリーニなど細いパスタを入れて塩、コショウで調味。野菜のおいしさを余すところなく楽しんでください。